◆そのカフェは、“時”をつなぐ扉だった。
◆雨の日にしか開かない、不思議なカフェで出会った彼は——夢に出てきた“誰か”だった。出版社に勤める28歳の編集者・佐藤美咲。
毎晩繰り返し見る、不思議な夢。
見知らぬカフェで、顔の見えない男性と向かい合っている——
そんな不可解な夢に悩まされるある朝、美咲は通勤途中に、見覚えのない和風のカフェ『時の雫』を見つける。雨に濡れた扉の向こうには、どこか懐かしい香りと、和服の青年・田中蓮の優しい微笑みがあった。
初対面のはずなのに、懐かしく、心が揺れる。
そして、店の中で語られる“時を越えた記憶”が、彼女の人生を静かに変えていく——。静かな雨音とともに紡がれる、
記憶と再会、そして奇跡の恋の物語。
時をつなぐカフェ
¥300価格
消費税抜き